Introduction
沖縄、ハワイ、タヒチ、クック諸島、ニュージーランドに暮らす
海と共に生きる女性たちの出産の物語を通じて、
人と海、そしてコミュニティのつながりについて問いかける。
沖縄出身の俳優でフリーダイバーの福本幸子と、
フリーダイビング世界チャンピオンである彼女のパートナー、ウィリアム・トラブリッジは、
伝統的社会の出産の慣習、地域コミュニティのサポートの重要性、
そして海洋環境保全の深い繋がりを探るため、
日本からハワイ、タヒチ、クック諸島、アオテアロア(ニュージーランド)と、太平洋を横断する旅に出る。
出産という、未来へ命を紡ぐ奇跡であり、何億年もの間変わることなく続いてきた生命の営みを通し、
家族関係、レジリエンス(困難を乗り越えて回復する力)、そして人と自然の相互関係を深く探る作品。
2023年Doc Edgeフェスティバルで、最優秀ニュージーランド映画賞、最終監督賞、最優秀編集賞、
最優秀撮影賞など複数の賞を受賞。
2023年ハワイ国際映画祭パシフィカ賞ファイナリスト/2024年FIFO(タヒチ)オープニング上映/
2024 ネイティブ・レンズ映画祭(ソロモン諸島)、2024年太平洋人権映画祭(フィジー)正式招待作品。
いつか子どもたちが
親になる日がきたら、
出産は自然の一部であることを
知っていて欲しい。
それを慈しみ、怖がらないで欲しいな。
福本幸子(沖縄)
If my children decide to become parents one day,
I hope they will know that birth is a natural part of
life. They will embrace it and they won’t fear it.
Sachiko Fukumoto
すべての出産は美しいもので、
美しくあるために、
ある特定の方法でなければ
ならないということはありません。
キミ・ウェルナー(ハワイ)
Birth is a beautiful thing, it doesn’t have
to look a certain
way to be beautiful.
Kimi Werner, Hawai’I
Ka mua, ka muri 先人の道を、未来へ進む
NZ先住民マオリ族の格言より